令和7年外国人叙勲伝達式・外務大臣表彰式

12月5日、在ソロモン日本大使館は令和7年外国人叙勲伝達式及び外務大臣表彰式を行い、叙勲受章者のフランシス・デヴェ氏、ウィリー・ベシ氏に対し勲章と勲記が、外務大臣表彰受賞者のマト・ムイ・リリアウ氏に対し表彰状と副賞が樋口大使より授与されました。
 
式典には受章（賞）者の関係者をはじめ、ジェレマイア・マネレ首相、ソロモン日本友好議員連盟共同議長ピーター・ケニロレア・ジュニア議員やリック・ホウエニプウェラ議員といった政府要人の他、政府関係者、当地所在外交団、在留邦人、メディア関係者等の皆様にご出席いただきました。
 
樋口大使は挨拶で、3名の受章（賞）者の功績を紹介し、ソロモン諸島と日本の二国間関係に対する同3名の卓越した貢献を称えるとともに、ソロモン人の皆様による二国関係の強化への協力へ感謝の気持ちを伝えました。
 
その後マネレ首相挨拶、受章（賞）者のスピーチと続き、会場は二国間の固い絆を感じる連帯感に包まれました。
 
今回の受章（賞）者は以下の3名です。
 

【フランシス・デヴェ氏：旭日双光章】

（元在ソロモン「世界青年の船」同窓会会長、ソロモン・インバウンド観光オペレーター協会副会長）
ソロモン各地における第二次世界大戦戦没者遺骨収集事業に対する協力、遺骨収集団の交流行事等を通じた二国間関係及び相互理解の促進、ソロモン国民に対する「世界青年の船」の経験共有（講演活動）、「世界青年の船」日本側参加者及び研究者のホームステイ受け入れを通じた二国間の相互理解及び交流の促進、ソロモン・インバウンド観光オペレーター協会副会長としての両国観光交流促進が認められ、旭日双光章を受章。


 

【ウィリー・ベシ氏：旭日単光章】

（ガダルカナル州バラナ村コミュニティー・リーダー）
ガダルカナル州における第二次世界大戦戦没者遺骨収集事業を通じた遺骨収集団とソロモン国民との交流促進に対する協力、戦争関連遺物及び遺品等収蔵私設博物館設立を通じたガタルカナルの戦い、ひいては平和の重要性に対する理解の増進への貢献が認められ、旭日単光章を受章。


 

【マト・ムイ・リリアウ氏：外務大臣表彰】

平成2年頃より、祖父及び父親とともに、ソロモン国ガダルカナル州カカボナ村及びその周辺における第二次世界大戦戦没者遺骨収集事業を支援し、平成18年からは、個人として単独で協力や支援を継続。また、遺骨収集への協力に加え、野戦重砲兵第4及び第7連隊慰霊碑等、カカボナ村の敷地に全国ソロモン会が建立した慰霊碑の維持管理、遺骨収集団とカカボナ村住民との文化交流の支援等、対日理解の促進に対する貢献が認められ、外務大臣賞を受賞。