対ソロモン無償資金協力「経済社会開発計画(ソロモン諸島大学水産業研究センター建設計画)」署名式実施

令和6年9月16日
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2024年9月16日(月)10:00~よりソロモン外務・貿易省内会議室にて「ソロモン諸島大学水産業研究センター建設計画」の署名式が行われました。本案件供与額は5.11億円で、ソロモン国立大学農学部漁業学科の研究能力向上を通じてソロモンの水産業の発展に寄与し、もって同国の社会開発に貢献することを目的として供与されました。
 
スピーチにて三輪大使は「日本とソロモンは海洋国家であり、漁業が経済と食糧供給の重要な柱です。1978年には両国間で漁業協定が結ばれ、ソロモンは長い海岸線と広大なEEZを持ち、住民の多くが漁業に依存しています。」と述べ、「最近の協力活動では、学術分野での連携が重視されています。2022年にはソロモン諸島国立大学で漁業協力の意見交換が行われ、私は西ガダルカナルのコミュニティやティアロ湾のプロジェクトも視察しました。」と続けた。最後に「ソロモンの80%以上の人口が沿岸地域に住み、漁業と農業に依存しているため、沿岸漁業の発展が重要です。漁業資源の管理と魚の加工・付加価値製品の開発も鍵となります。ソロモン諸島国立大学に漁業振興の研究所を設立することで、漁業の長期的な発展に寄与できると期待しています。」と述べました。
 
続けてピーター・シャネル・アゴバカ・外務・貿易大臣は署名式への出席に関し感謝を示すと共に「日本政府の支援に心から感謝申し上げます。本プロジェクトは、気候変動や過剰漁獲、環境悪化に対応するための研究と革新への投資です。施設の建設とトレーニングを通じて、より強靭な漁業セクターを育成し、将来の学生や研究者、地域社会に希望をもたらします。」とし「教育・人材開発省およびSINUの貢献に感謝します。このセンターは、国立大学の教育水準を引き上げ、地元の人々に高品質な訓練を提供します。このプロジェクトは、日本・ソロモン連携の強化を意味します。」と述べました。
 
外務省からの報道発表は下記の通り掲載しております。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_01167.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index.html
 
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