日ソロモンの政策協議の実施

令和5年8月10日
1 7月21日(金)、日本⁻ソロモン二国間政策協議がFFA会議室にて行われました。日本側からは三輪芳明在ソロモン日本国大使、外務省国別一課大沼和善企画官(オンライン)、渡邉健JICAソロモン支所長及びJICA東南アジア第六・大洋州課堧水尾真也課長が、ソロモン側からはレクソン・ラモファフィア国家計画・開発調整省大臣、およびスーザン・スル国家計画・開発調整省事務次官、カレン・ガロカレ警察・国家安全省事務次官、フランコ・ロディ教育・人的資源開発省事務次官などが参加しました。
2 ラモファフィア大臣は、これまでの日本の援助に対する謝意を表明し、本協議を通じてソロモンと日本の経済協力に係る優先分野が明らかになり、両国のさらなる関係発展に向けた協力が可能になるだろうと強調しました。また、スーザン・スル事務次官は、本協議で日本側よりの経済協力の方針及びスキーム、また、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」などに関する説明は有益であった、今後の両国のさらなる協力のために両国間の経済協力の優先分野が明らかになったと述べました。
3 三輪大使は、優先度の高い案件に焦点を当てた有意義な議論が出来たことを評価する、これらの重要な経済協力案件を継続していきたい旨述べるとともに、ソロモンと中国の警察協力に言及し、ソロモンが長期的発展と自律的性継続性両立すること、また、中国警察との協力に関する関係文書を公表することを希望する旨述べました。同協議にオンラインで参加した大沼企画官は、ソロモンの中国警察との協力に言及し、日本がソロモンとの間で引き続き協力を実施し得る環境が維持されることを希望する旨述べました。
4 堧水尾課長は本協議に参加出来たことを嬉しく思うと述べた上で、ソロモン政府から要望のあった案件につき、関係省庁および日本側でよく調整し、日本のどのスキームで行っていくのかを相談していく必要があると述べました。